産まれたばかりは、なんてか弱い生き物なんだって思った
初めて赤ちゃんを抱いたとき、 「こんなに小さくて大丈夫なのか?」 と思いました。
ふにゃふにゃで頼りなくて、何をするにも親の手が必要。
泣くことしかできず、自分では何もできない姿を見て、 「なんてか弱い存在なんだ」 と実感しました。
でも、1年育ててみて気づいたのは、 赤ちゃんは実はものすごく強い ということ。
首が座る、寝返りをする、ハイハイをする、立ち上がる…。
この1年で、驚くほどのスピードで成長していきました。
生きるために必死で、どんなに転んでも、何度でも立ち上がる。
「か弱い」と思っていたけど、実は 「生命力の塊」 だったんですよね。
産まれたばかりの頃は、「この子は自分なしでは生きられない」と思ったけれど、今では 「この子は自分の力で成長していくんだ」 と考えるようになりました。
親が守るべき存在であることは変わらないけれど、 子ども自身にも強く生きる力がある。
そう思うと、これからの成長がますます楽しみになりました
生きるために必死な姿に驚いた
産まれたばかりの赤ちゃんは、自分では何もできないと思っていました。
でも、よく観察してみると、すべての動きに「生きるための力強さ」があるんですよね。
- おっぱいやミルクを飲む力 → 最初はうまく飲めなくても、どんどん上手になっていく
- 寝返りやハイハイの練習 → 何度転んでも諦めずに挑戦し続ける
- 立ち上がろうとする気持ち → 倒れても倒れても、また立とうとする
生後1週間のころの、ぼんやりとした目つきや頼りなさが嘘みたいに、どんどん成長していく。見ているだけで、「この子はこんなに頑張ってるんだ」と感動することばかりでした。
「守るべき存在」から「成長を支える存在」へ
赤ちゃんが産まれたばかりの頃は、 「この子は自分なしでは生きられない」 と思っていました。親がすべての世話をしなければならないし、ちょっとしたことでも不安になる。でも、成長するにつれて、考え方が変わりました。子どもは 「自分の力で成長しようとしている」。泣いて知らせるのも、寝返りをしようとするのも、立ち上がろうとするのも、すべて本能的にやっている。
だから、 親は「すべてをやってあげる」存在ではなく、「成長を支える」存在なんだ と感じるようになりました。
子育てに携われる時間を意識するようになった
赤ちゃんの成長を見守る中で、 「子どもと関われる時間って実は短いんじゃないか?」 ということを考えるようになりました。
総務省の「社会生活基本調査」(2021年)によると、6歳未満の子どもを持つ親の育児時間は…
- 母親:1日 7時間30分(年間 約2,738時間)
- 父親:1日 1時間25分(年間 約517時間)
18年間で計算すると、 父親が子どもと過ごせる時間はたった約8か月分。
気づいたときには、 「あれ? もう手がかからなくなったな」 なんてことになりかねない。
だからこそ、 1日10分でも、子どもとの時間を増やす工夫 を意識するようになりました。
「イクメン」という言葉への違和感
子どもとの時間を意識し始めると、「イクメン」という言葉にも違和感を覚えるようになりました。
自分の子どもを育てるのに、「育児をするだけで偉い」と思われるのはおかしい。
でも、日本ではまだ「父親が育児をするのは特別」みたいな空気がある。
この考え方が、「父親は育児時間が短くても仕方ない」という状況を生んでいるのかもしれません。
子どもと過ごす時間を増やすためにやっていること
父親の育児時間を増やすには、劇的な改革よりも 「日々の小さな積み重ね」 が大切。
僕自身、できることから少しずつ意識するようにしています。
① 短時間でもいいから、毎日関わる習慣をつくる
- 朝の10分間、一緒に朝食を食べる
- 保育園・学校の送り迎えを担当する
- お風呂・寝かしつけを担当する
- 週末は1時間でも一緒に遊ぶ
たった10分の積み重ねでも、18年間続ければ 1,095時間(約45日) の差になります。
② 育児時間を「見える化」する
「自分も育児をやっているつもり」でも、実際には偏りがあることが多い。
スマホのメモやアプリを使って 1日の育児時間を記録 すると、意識が変わるかもしれません。
③ 育休や時短勤務を活用する
短期間でもいいので、育児に集中できる時間を確保することで、 子どもとの関係が深まる。
最近は男性の育休取得も増えているので、選択肢のひとつとして考えるようになりました。
まとめ:「赤ちゃんはか弱い」ではなく「生命力の塊」だった
1年前は、 「赤ちゃんはか弱い」 と思っていました。
生後1週間は、目もうつろで焦点も合ってなくて、本当に頼りなく見えた。
「この子、大丈夫かな?」と心配になったこともあった。
でも今では、 「子どもは本当にたくましい」 と思うようになりました。
もちろん、まだまだ守るべき存在ではあるけれど、 この子自身にも強く生きる力がある。
そう思うと、 これからどんなふうに成長していくのかが楽しみ で仕方ありません。
「赤ちゃん=か弱い」というのは、ある意味嘘だった。
本当は、 どんな困難にも立ち向かう、生命力の塊 なんですよね。
そして、そんな子どもと関われる時間は、思っているより短い。
だからこそ、 今できることを少しずつ増やしていきたい と思います。
あなたは、子どもと過ごせる時間を意識していますか?
どれくらいの時間を一緒に過ごしたいか?
ぜひ、考えるきっかけにしてみてください。