はじめに
こんにちは、ワタナベです。
先日、こんなニュースが話題になっていました。
若者の52%が「子どもを育てたくない」と回答
少子化対策には「働き方改革」が求められている
Z世代(18歳〜29歳)を対象としたこの調査、個人的にめちゃくちゃ衝撃でした。
…でもね、実はめちゃくちゃ分かる。
「結婚できるかも分からなかった」僕の過去
実は、僕自身も数年前までこう思ってました。
「結婚?子育て?まずそんな相手が現れる気配ないし」
「このまま孤独死ルートだな〜」って。
働いて、飯食って、うんこして寝て…そんな毎日。
友達とも疎遠。趣味はスマホで動画見るくらい。
「人生、こんなもんか」って思ってました。
でも、運よく今の奥さんと出会って、結婚して、子どもが生まれて。
人生ってほんと、分からないもんです。
結婚だけでも正直、しんどかった
「子ども育てたくない」っていう意見に共感した理由。
それは僕自身が、子ども部屋おじさんだったから。
正直、結婚して1〜2ヶ月はめっちゃキツかった。
自分の部屋、自分の時間、自分のルールが完全に崩れる。
「あれ?なんか…ずっと誰かに生活覗かれてる感あるな…」
「トイレの時間すらスケジュール通りにならない…」
そんな日々。
「俺、意思のない人間なんで」って思ってたけど、それでもやっぱり“プライベートの喪失”ってしんどい。
私だけじゃなくて奥さんもしんどい
金も時間も減る。でもそれを超えてくる“楽しさ”があった
しかも、金も貯まらない(笑)
お互いの生活費、家具家電、引っ越し、出産費用、育児グッズ…
「えっ、もう今月こんなに使った?」
「やば、貯金減るの早くない?」
結婚を決めたときも、金銭面の不安はすごく大きかったです。
田舎だからなのか、結婚する際にお金の工面の心配をいろんな種類の人間に相談したんだけど、
誰ひとりとして「今のうちにガッツリ貯めた方がいい」とは言わなかったのが、すごく印象的でした。
「なんとかなるよ」
「子どもできたらまた考えればいいさ」
…って言うんですけどね、いや、全然なんとかならんが!? って思いました(笑)
とにかく、自由だった独身時代と比べると、制約が増える増える。
でもね。
それを補って有り余るほど、結婚って楽しい。
で、子育てはもっとしんどい(笑)
そして本題。
子育ては、もっと大変。
体力使う、睡眠足りない、自分の時間ゼロ、何より「未来に対する責任感」が一気にのしかかる。
経済的不安?当然あります。
自分の親のすごさ?めちゃくちゃ分かるようになります。
「昔の方がお金もあっていい時代だったでしょ」って思ってたけど、
どの時代でも“子どもを育て上げた親”は全員すごい。
教育費や情報量が増えたとか、時代の違いとか関係ない。
「一人の命を育てる」って、本当にすごいことだなって思います。
それでも、なぜ僕は「子どもを育てたい」と思えたか
Z世代の「子どもを育てたくない」気持ち、めっちゃ分かる。
でも、それでも僕が「育ててよかった」と思えたのは──
“自分以外の誰かのために本気になれる人生”って、意外と楽しいから。
泣き叫ぶ子どもに振り回されて、夜中にオムツ替えて、意味わからんタイミングで機嫌が爆上がりして…。
そんな毎日を送ってると、自分も「育ってる」気がするんです。
人生に“推し”ができたような、そんな感じ。
最後に:若者の声は「否定」じゃなく「サイン」だと思う
今回の調査を見て、「なんて冷たい時代なんだ」って嘆く人もいると思うけど、僕はそうじゃないと思います。
これは、「本音」がやっと表に出てきたサイン。
そしてそれは、これからの社会に必要なメッセージでもある。
「ただ“産めよ育てよ”じゃなく、“育てたいと思える環境”をつくろうよ」
僕たち親世代も、声をあげて、支え合っていけたらなって思ってます。
そして僕自身の話を最後に少しだけ
ま、人の親になれてやっと1年生の自分が言うのも恥ずかしいレベルの戯言かもしれません。
「結婚なんてしなければよかった」
「子どもなんて作らなければよかった」
そう思う日が今後ないとは、正直言い切れません。
現に、子育てって本当にしんどい。
夫婦関係だって、常に順風満帆じゃない。
でも、今の自分は間違いなく救われています。
奥さんがいてくれて、子どもがいてくれて、
一緒にいる日常に、笑って泣いて、時々疲れて、
それでも「この家族と生きていける」って思えることが、今の自分にとっての希望です。