【子育て日記】誰かを置いていかない寝かしつけへ:親の心はどこへ向かう
最近、我が家では2人同時の寝かしつけを始めました。
これは、私たち家族にとって大きな変化です。
これまでは、長女を寝かしつけた後、時間をおいてから次女を寝かしつけるという「分離作戦」でやってきました。
正直、「大変だけど、まだ回っている」方法でした。
「置いていかれる」次女の絶望的な表情
ただ、次女が生後7ヶ月を超えた頃から、このやり方に限界が見え始めました。
長女を寝室に連れて行く間、
次女は安全のために一時的にベビーベッドへ移動させていたのですが、
そのあと30分近く泣き続ける日が増えてきたのです。
日に日に泣き止むまでの時間が延びていき、長女を抱えて寝室へ向かうとき、
ベビーベッドに置かれる次女の顔を見るのが、だんだんつらくなってきました。
あの、すべてを理解してしまったかのような絶望的な表情。
「あなたの安全を考えて分けているんだよ」と伝えられたら良いのですが、
そんな言葉が届くわけもありません。
別室から聞こえてくる泣き声に、長女を寝かせながらずっと心が引っ張られていました。
そして夫婦で話し合い、「もう分けるのはやめよう」と決めました。
大変になるのは分かっていましたが、
誰かを我慢させ続ける形は、そろそろ終わりにしようと思ったのです。
手間と引き換えに得た安心感
実際に2人同時寝かしつけを始めてみると、やはり簡単ではありません。
お互いが気になって構い合い、なかなか寝ない日もあります。でも、面白いもので、どちらか一方が先に寝ると、もう片方もすっと眠ってくれることが多いのです。空気を読んでいるのか、「もう今日は終わりだ」と感じ取っているのか。
理由は分かりませんが、1人ずつ寝かしつけていた頃よりも、結果的に早く寝る日が増えた気がしています。
手間は増えたはずなのに、気持ちは少し楽になりました。
同じ空間で、同じ時間に、一日を終える。それが、今の我が家には合っているのかもしれません。
成長の記録:ミルクを拒否した日々を越えて
さて、寝かしつけの方法を変える一方で、別の不安もありました。
話は変わりますが、今週は次女の検診の追試があります。
前回の検診では、身長がほとんど伸びておらず、成長曲線から外れてしまいました。
原因は分かっていて、当時はとにかくミルクを飲んでくれなかった時期でした。
「そりゃそうだよな」と思いつつも、やはり少し気にはなっていました。
ただ、前回の検診以降、次女のミルク量は明らかに変わりました。
1回で240ml飲むこともあり、平均でも200ml前後。
もうこれは、「大きくなってきた」というより、
確実にデカくなっている。
成長しているというより、サイズ感が一段階上がった感じです。
今度の検診では、数字としてもしっかり結果が出てくれるんじゃないかと、
少しだけ楽しみにしています。
親側の不安:幼稚園面談に向けて
そして来週は、長女が入園予定の幼稚園で面談があります。
叔母の話では、準年少なので本当に形式的なものらしく、
甥っ子のときも質問をほぼ全無視していたが問題なかったと聞きました。
その話を聞いて、肩の荷は若干おりました。
「そこまで構えなくてもいいのかもしれない」
頭ではそう理解できたのですが、正直なところ、心配がゼロになったわけではありません。
ちゃんと座っていられるだろうか。
名前を呼ばれて反応できるだろうか。泣いてしまわないだろうか。
考え出すと、気になることはいくらでも浮かんできます。
でも、それはきっと、「できるかどうか」よりも、「ちゃんと見てもらえるだろうか」という親側の不安なのだと思います。
準年少で完璧を求められているわけでもなく、評価される場でもない。
そう分かっていても、やっぱり我が子のこととなると、少しだけ胸がざわつきます。
それでも、こうして一つひとつ経験していく中で、親の方も、少しずつ慣れていくのかもしれません。
子どもの成長に合わせて、親の心も、次のステージへ移っていく――
そんなことを感じた一週間でした。
