はじめに

こんにちは、ワタナベです!

2歳2ヶ月になった長女が、最近急に歌を歌い始めました。

それも、童謡の「ちょうちょ」や「アンパンマン」ではありません。

「HANA」の『Blue Jeans』や、Netflixアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の『Golden』なんです。

「えっ、そんな渋い(そして新しい)選曲どこで覚えたの!?」と驚いたのですが、犯人は私のスマホ。

家事の合間や移動中に見せていたYouTubeショートやNetflixでした。

「正直、動画を見せすぎてしまったかな…」

「子供に悪影響じゃないかな?」

と、一瞬罪悪感を感じたのですが、調べてみると「動画きっかけでも、歌を歌うこと自体にはものすごい脳育効果がある」ことが分かりました。

今回は、我が家の2歳児のエピソードを交えつつ、動画で歌を覚えることのメリットと、「見せすぎ問題」に対する我が家の現実的なルールについてシェアします。

YouTubeは悪じゃない?動画から歌を覚えるプロセスの凄さ

子供がYouTubeショートやアニメを見て歌を覚えること。これ、実は発達の視点で見ると「すごいこと」が起きているんです。

1. 「耳」と「目」を同時に使う高度な処理

YouTubeの動画は、視覚(映像)と聴覚(音楽)がセットになっています。

特に『KPOPガールズ!』のようなダンスアニメーションや、TikTok・ショート動画のリズムに合わせて、歌詞とメロディを記憶するのは、脳のワーキングメモリをフル活用している証拠です。

長女が歌う『Golden』もK-POP調でテンポが速く、英語や韓国語も混ざっていますが、それを真似できるのは「音を聞き分ける力(聴解力)」が育っているサインだそうです。

2. 爆発的に語彙が増える

『Blue Jeans』のようなJ-POPの歌詞は、日常会話には出てこない単語がたくさん含まれています。

意味は分からなくても、「音」として単語をストックしていくことで、将来的な語彙力の爆発に繋がると言われています。

SNSでも話題!「動画先生」に感謝する親たちの声

「動画で見せるのは罪悪感がある…」と思っているのは、実は私たちだけではないようです。

SNSで同じような悩みを持つパパママの声を調べてみると、肯定的な意見もたくさん見つかりました。

  • 「うちはYouTubeで色の名前と数字を全部覚えた。親が教えるより発音がいい(笑)」

  • 「トイレトレーニングの歌を動画で見せたら、急にトイレに行くようになった」

  • 「2歳で英語の歌を完コピしてる。子供の吸収力って怖いぐらいすごい」

このように、現代においてYouTubeなどの動画コンテンツは、うまく使えば「優秀な教材」になり得るんですよね。

「楽をしている」のではなく「ツールを活用している」と捉え直すと、少し肩の荷が下りる気がしませんか?

「1日1時間」なんて無理!現代育児のリアルな付き合い方

とはいえ、やはり気になるのは「動画の見せすぎ」ですよね。

育児書やWHOのガイドラインを見ると、「2歳児の動画視聴は1時間未満に」なんて書かれています。

正直に言います。

我が家では、絶対に無理です(笑)

下の子(0歳8ヶ月)もいますし、ワンオペで夕飯を作っている時、雨の日で外に出られない休日、親の体力が限界の時…。

動画に頼らざるを得ない時間は、どうしても長くなってしまいます。

そこで私は、「時間の長さ」よりも「見ている中身」と「見せ方」を重視して、自分を許すことにしました。

【失敗談】制限なしで見せ続けた夜の悲劇

偉そうなことを書いていますが、実は過去に痛い目を見ています。

ある雨の日の夜、私が疲れ切っていて、寝かしつけ直前まで長女に『デーモン・ハンターズ』を見せ続けてしまったことがありました。

「静かに見てくれているから…」と甘えたのが間違いでした。

結果どうなったかというと…覚醒してしまい、全く寝ない!

ブルーライトとアップテンポな曲で脳が興奮状態になり、夜の11時過ぎまでベッドの上で『Golden』のサビを永遠にリピートしてライブステージを開催。

翌朝は寝不足で機嫌最悪、という地獄を見ました。

この失敗から、我が家では「見せる時間帯」だけは気をつけるようになりました。

「座りっぱなし」じゃなければOKとする

YouTubeショートで流れるダンス動画や、長女がハマっている音楽系動画の良いところは、「子供が動き出す」ことです。

ただボーッと画面を眺め続けているのは「受動的」で心配ですが、

「HANA」の曲に合わせて体を揺らしたり、マイクを持って歌っているなら、それはもう「リトミック(音楽教育)」だと割り切っています。

「静かに見なさい!」ではなく、「歌え歌えー!踊れー!」と煽ることで、運動不足も解消しています。

唯一のルールは「寝る前の切り替え」だけ

前述の失敗を踏まえ、日中は動画に頼る分、「寝る前の1時間だけ」はテレビを消すようにしています。

これだけは、睡眠の質(=親の安眠)を守るために死守しています。

ただ、急に無音にすると「YouTube見たい!」とギャン泣きされるので、ここで役立つのが「音楽サブスク(音だけ)」への切り替えです。

我が家で実践中!YouTubeとうまく付き合う音楽環境づくり

「テレビさんはねんねだから、これからはスピーカーから曲が流れるよ~」

と言って、Amazon Musicで同じ『Golden』を流します。

これなら、以下の3つのメリットがあります。

  1. 子供は好きな曲が聴けて満足

  2. 画面のブルーライトはカット

  3. 「音」に集中するので、想像力が育つ

シーン 使い方の工夫
日中・家事中

YouTube/Netflix解禁(無理しない!)

 

一緒に踊って「リトミック」にする。

寝る前・ドライブ

音楽サブスク(Amazon Music等)

 

「音だけ」を流してクールダウン。

こうすることで、動画への依存度を少し下げつつ、音楽を楽しむ時間を増やせました。

おすすめアイテム:Amazon Music Unlimited

我が家では、スマートスピーカー(Echo Dot)と連動させて使っています。

「アレクサ、KPOPガールズの曲流して」と言うだけで、長女が大好きな曲が流れるので、画面を見なくてもノリノリです。

広告なしで子供向けの曲や最新J-POPが聴き放題なので、YouTubeの広告待ちで子供がグズるストレスからも解放されました(笑)

まとめ:入り口はYouTubeでもOK!「歌う楽しさ」を共有しよう

「YouTubeで見せた曲ばかり歌う…」と心配する必要はありません。

最新の『HANA』や『KPOPガールズ』をキャッチするなんて、むしろ流行に敏感でセンスが良い証拠です!

  • 動画で覚えるのは「脳の処理能力」が高い証拠

  • SNSでも「動画で言葉を覚えた」という声は多数

  • 寝る前だけは「音のみ」に切り替えてメリハリを

これくらいのゆるいルールなら、無理なく続けられると思います。

ぜひ、お子さんが覚えたその「推し曲」、パパも一緒に全力で熱唱してみてくださいね。