子どもが同じ絵本・歌を無限リピートする驚きの理由と親の対策
【育児雑学】「またこれ!?」子どもが同じ絵本や歌を無限リピートする驚きの理由と親の乗り換え対策
こんにちは、ワタナベです!
イヤイヤ期真っ只中の子どもとの生活、パパもママも毎日本当にお疲れ様です。
YouTubeや幼稚園で覚えてきたのか、最近の我が家のブームは「カエルのうた」。輪唱(追いかけっこ)ができるのが楽しいみたいで、毎日エンドレスで熱唱しています。家事の合間も、お風呂の中でも、とにかくずっと「ゲロゲロゲロゲロ、クワックワックワッ♪」とリピートが止まりません。
さらに絵本の時間になれば、「またこれ読むの!?」という本を何度も何度も満面の笑みで持ってきます。最近の長女のお気に入りは、なんとハッピーセットについてくるあのミニ絵本。手のひらサイズで親しみやすいのか、ボロボロになるまで「読んで!」と持ってきます。
「ちがう本も読まない?」「別の楽しい歌にしてみようか?」と提案しても、全力で「いや!カエルさん!」「これ(ハッピーセットの絵本)!」と拒否された経験、ありませんか?
親としては正直「ちょっと飽きたな…」「カエルの大合唱はもうお腹いっぱい…」と思ってしまうこの「無限リピート」ですが、実はこれ、子どもの脳がものすごいスピードで成長している素晴らしい証拠なんです。
今回は、そんな「子どものエンドレスリピートの謎」について、科学的な根拠を交えながら、パパママの心がちょっと軽くなる育児雑学をお届けします!
なぜ子どもは「同じもの」ばかりを執拗に好むのか?
子どもが同じ遊びや絵本、歌を何度も何度も繰り返すのには、発達心理学や脳科学の観点から見ても、非常に理にかなった理由が存在します。大人の「飽きる」という感覚とは、脳の仕組みそのものが異なっているのです。主な理由は以下の2つに集約されます。
1. 脳が「言葉の規則」や「世界のパターン」を猛スピードで学習しているから
大人は一度絵本を読めば「こういうストーリーね」と全体像を1回で理解できますが、小さな子どもは違います。彼らにとって世界は、まだ知らないことや不確実なことだらけです。
- 言語能力・語彙力の獲得: 同じ絵本を何度も読んだり、同じ歌を繰り返し聴いたりすることで、言葉の響き、単語の意味、日本語特有のリズムを脳に定着させています。
- パターンの理解と定着: 物語の展開や音のつながりといった「パターン」を脳の神経回路に深く刻み込み、スポンジのように知識を吸収している最中です。
例えば「カエルのうた」であれば、「クワックワックワッ」という音の連続や、テンポの心地よさを脳が全力でキャッチしています。
大人から見れば「100%同じことの繰り返し」に見えても、子どもは毎回の読書や歌唱から、常に新しい発見を引き出しています。「あ、ここに小さな虫が描かれてる!」「この言葉はこういうシーンで使うんだ!」と、1回目では気づかなかったディテールを、2回目、3回目、10回目と回数を重ねるごとに脳内でパズルを組み立てるように理解しているのです。あの果てしない無限ループの最中、子どもの脳はフル回転で超高速学習を行っています。
2. 「次がわかる」という予測の的中が、絶対的な安心感と自己肯定感を生むから
もうひとつの大きな理由が、心理的な「安心感」と「自己効力感」です。
日々新しい刺激や、自分ではコントロールできない未知の情報にさらされている子どもにとって、「次に何が起こるか100%完全に予測できる」絵本や動画の存在は、最大の心の安全基地になります。
文部科学省が発信する幼児教育の専門資料や発達心理学の知見においても、乳幼児期における「反復(繰り返し)」は、子どもに深い情緒的安定をもたらし、次のステップへ踏み出すための主体性を育む重要な要素であるとされています。
イヤイヤ期前後の子どもは、自分の思い通りにならないこと(もっと遊びたいのに片付けの時間になる、など)が多く、感情が不安定になりがちです。そんな中で、唯一「自分が完全に結末を知っているお気に入りの世界」に触れることで、心を落ち着かせています。
ハッピーセットの絵本のように、お話がコンパクトで分かりやすいものほど、「次はこのページをめくると、こうなるぞ…ほらね、やっぱり!」という予測が的中する喜びを感じやすいのです。この「わかった!」「知ってる!」という小さな成功体験の積み重ねが、将来の自己肯定感を育む大切な土台になります。
【パパの体験談】我が家の長女(2歳8ヶ月)のすさまじいエンドレスリピート実態
ここで、我が家のリアルな体験談を少し共有させてください。
さらに最近は「カエルのうた」の追いかけっこ(輪唱)をパパに要求してきます。僕が「かえるのうたが〜♪」と歌い始めると、長女がすかさず「かえるのうたが〜♪」と追いかけてくるのですが、僕がちょっとでもテンポを間違えたり、疲れて声を小さくしたりすると「ちがう!パパ、もういっかい!」と厳しいダメ出しが飛びます(笑)。
一言一句、どのページに何が描かれているか、どんなリズムで歌うかを完全に記憶しているんですよね。親が「もうお腹いっぱい」と思っている遥か先を、子どもは凄まじい集中力で並走しています。この熱量を見せつけられると、「脳が育っているというのは、本当に綺麗事抜きで本当なんだな」と実感せざるを得ません。
限界を迎える前に!親が無理せず「無限ループ」と付き合う4つの対策
「子どもの成長の証拠」だと頭では理解できても、毎日何十回も付き合わされる親の身としては、やっぱり精神的にも肉体的にも疲れてしまいますよね。
「暮らすログ」では、「育児は大変だけど、ちょっとした工夫と割り切りでパパママの負担を減らす」ことを大切にしています。親のメンタルを守りながら、子どものリピート欲求にうまく付き合うための具体的なアイデアをまとめました。
- 「回数」や「時間」のルールを事前に言語化して共有する
「このカエルの歌をあと3回歌ったら、お風呂に入ろうね」「この絵本をあと2回読んだら、今日のおめめはおしまいね」と、事前に終わりの見通しを立ててあげます。最初は「いや!」と怒るかもしれませんが、毎日一貫して続けることで、子ども側も「これ以上言っても無理だな」と徐々に納得できるようになります。 - 親がこっそりアレンジ(変化)を加える
「カエルのうた」をわざと「ウシのうた(モーモーモーモー♪)」に変えて歌ってみたり、絵本の登場人物の声を大げさに変えてみたりします。「あ、パパちがうよ!」と子どもがツッコミを入れてくることで、単調な繰り返し作業から「親子のインタラクティブな遊び」に昇華され、親側の飽きや苦痛を大幅に軽減できます。 - スマホのカメラで動画や音声に残す「記録モード」になる
「またカエルの大合唱が始まった…」とイライラしそうな時は、あえてスマホを構えて監督役(記録モード)に徹してみましょう。「こんなに一生懸命に同じ歌をリピートしてる姿は今だけだな」と客観視でき、数年後には「あの頃あんなにハマってたよね」と夫婦で爆笑できる最高の家族資産になります。 - 「一生続くわけではない。今だけの限定ブーム」と割り切る
子どもの脳がその対象から必要な知識や安心感を100%吸収し尽くすと、驚くほどあっさりと次のブームに移っていきます。昨日まであれほど執着していたハッピーセットの絵本を、今日突然見向きもしなくなるのが子どもです。「この無限ループも長くてあと数ヶ月」と割り切って、適度に聞き流しながら付き合うのが一番の防衛策です。
どうしても親が疲れて対応できない時は、音声付きの絵本やおもちゃ、信頼できる子供向けの知育動画(YouTubeの公式チャンネルなど)に頼るのも全く悪いことではありません。大切なのは、パパママが笑顔でいられる余裕を保つことです。
まとめ:無限リピートは心が順調に育っている素晴らしいサイン!
「またこれ!?」という親のウンザリ感は、仕組みを知ることで「おっ、今日も脳の神経回路がグングン強化されているな!」というポジティブな喜びに変換することができます。
同じ歌を何十回も歌わされたり、お気に入りの絵本をボロボロになるまで読まされたりするこの一見不毛に思える時間も、あとから振り返れば「あんなに必死にハマってた可愛い時期もあったな」と懐かしく愛おしく思える日が必ず来ます。
| 子どもの行動 | その裏にある本当の理由(脳の成長) |
|---|---|
| 同じ絵本(ハッピーセットなど)を何度も持ってくる | 言葉のパターンを吸収し、「次がわかる」安心感で自己肯定感を育んでいる |
| 「カエルのうた」などをエンドレスで熱唱する | 音の響きやリズム、輪唱のルールを学習し、自分の言葉として操る練習をしている |
今夜も我が子の「無限ループ」に付き合って白目を剥きそうになっているパパママ、本当にお疲れ様です。温かいコーヒーでも飲んで、適度に力を抜きながら、この愛すべき急成長期を一緒に乗り切っていきましょう!

