こんにちは、2児のパパ、ワタナベです!

現在、我が家の長女は2歳4ヶ月になり、毎日「パパ、これ見て!」「あっち行こう!」とノンストップでお喋りしています。
しかし、ほんの1年前。彼女が1歳を過ぎた頃は、指差しばかりでなかなか意味のある言葉が出ず、妻と二人で随分とヤキモキしたものでした。

「公園で会った同じ月齢の子は、もうお喋りしてるのに…」
「1歳半健診で引っかかったらどうしよう…」

こんな風に、急に不安に襲われること、ありませんか?

今回は、そんな我が家が保健師さんからアドバイスをもらい、実践して効果があった「言葉を引き出す会話術」をシェアします。
焦って「言わせよう」とするのをやめた途端、娘の言葉が溢れ出した体験談です。

同じように悩んでいるパパ・ママの肩の荷が、少しでも降りれば嬉しいです。

1歳児の言葉の仕組み:「理解」と「発語」は別物

まず、焦りを消すために少しだけ専門的な話をさせてください。
当時、言葉が出ない娘を心配して相談した際、保健師さんから「言葉のコップ」の話を聞きました。

言葉には2つの種類があります。

種類 説明 発達の順番
受容言語
(理解する言葉)
「マンマどっち?」と聞いて指差せるなど、意味を分かっている状態。 先に育つ
表出言語
(話す言葉)
「マンマ」と声に出して言える状態。 後から出る

多くのパパ・ママが気にするのは「表出言語(何語しゃべれるか)」ですが、実は大切なのは「受容言語(どれくらい理解しているか)」の方です。

子供の心の中には「コップ」があり、そこに親からの言葉が水のように溜まっていきます。
コップがいっぱいになって、あふれ出したしずくが「初めての言葉」になります。

もし、お子さんがこちらの言うことをなんとなく理解しているなら、今はまだ「コップに水を溜めている最中」です。決して遅れているわけではないので、まずは安心してください。

【実録】我が家の1歳児が急に喋り出した「魔法の会話術」3選

では、どうすればコップの水(語彙)を効率よく溜めてあげられるのでしょうか?
私が「良かれと思ってやっていた間違い」を修正し、実際に効果があった3つの方法をご紹介します。

1. 「質問」ではなく「実況」をする

以前の私は、子供に言葉を言わせたくて、ついこんな話しかけ方をしていました。

❌ 以前の私(テスト形式)
「これはなに?(リンゴを見せて)リ・ン・ゴ!ほら、言ってごらん?」

これは子供にとってプレッシャーにしかなりません。
意識して、以下のように変えました。

⭕️ 変えた後(実況形式)
「あ、赤いリンゴだね。シャキシャキして美味しそうだね。
パパが皮をむくね。くるくる〜。はい、どうぞ!」

子供に「言わせる」のではなく、パパが今している動作や、子供が見ているものをひたすら実況中継します。
これを始めて1ヶ月ほどで、長女は私の実況をじっと聞き入るようになり、こちらの言っていることの理解度がグンと上がりました。

2. 魔の「10秒待ち」ルール

これが一番効果的で、かつ一番忍耐が必要でした。

子供に話しかけたあと、大人はすぐに次の言葉を継いでしまいがちです。
しかし、子供の脳内では「パパの声が聞こえた」→「意味を検索中」→「なんて言おうか準備中」というすごい処理が行われています。

話しかけたら、心の中でゆっくり10秒数えて待ってみてください。

沈黙が怖いですが(笑)、じっと待っていると、娘の口から「……ん、わんわ!」と小さな言葉が出てくることが増えました。
親が先回りして喋らないことが、子供の「喋りたい意欲」を育てます。

3. 「どっちがいい?」の二択作戦

イヤイヤ期に差し掛かる時期にも有効なのが「二択」です。

「お茶飲む?」というYes/Noの質問ではなく、
「お茶にする? それとも牛乳にする?」と聞きます。

実物を見せながら聞くと、娘は「…にゅーにゅ!(牛乳)」と答えやすそうでした。
選ばせることで「自分の意思を言葉で伝えられた!」という成功体験になり、発語の楽しさを教えられます。

実は逆効果!?やってはいけないNG行動

良かれと思ってやりがちですが、言葉の発達を妨げてしまう行動もあります。
自戒を込めてまとめました。

先回りして要求を満たしてしまう

子供が「あー」と指差しただけで、「はい、お水ね」と渡していませんか?
察しの良いパパ・ママほど陥りがちですが、これだと子供は「喋らなくても伝わるから、喋らなくていいや」と学習してしまいます。

分かっていても、あえて「ん?どうしたの?お水が欲しいの?」とワンクッション言葉を挟むようにしましょう。

テレビや動画の見せっぱなし

忙しい時、YouTubeに頼るのは全然アリです(現在9ヶ月の次女の世話もあるので、我が家も頼りまくりです)。
ただ、言葉は「人とのやり取り」で育つもの。動画は一方通行なので、それだけでは言葉は育ちません。

見せる時は「ワンワン出てきたね!」と隣でコメントしたり、見終わった後に「面白かったね」と感想を言い合うだけで、立派なコミュニケーションになります。

言葉のサポートに役立ったアイテム比較

基本は親子の会話ですが、補助ツールを使うと親の負担が減り、子供の刺激にもなります。
我が家で検討・導入したツールを比較表にまとめました。

ツール 特徴 メリット 我が家の評価
タッチペン図鑑
(アンパンマン等)
ペンで絵をタッチすると音が鳴る 聴覚刺激が強く、一人遊びも可能 ◎ 導入
料理中の最強の味方
知育フラッシュカード 絵カードを親が見せる 親子の対話が密になる △ 保留
親の手が塞がるため継続が難しかった
動画配信サービス
(YouTube等)
視覚的な楽しさ 静かにしてくれる ◯ 併用
見せすぎに注意が必要

特に「タッチペンで音がなる本」は、「私が料理中で手が離せない時」の最強の助っ人でした。
ペンでタッチするだけで「パトカー」「ウーウー」と音が鳴るため、聴覚への刺激が抜群です。

長女はこれで「バナナ」と「救急車」を覚えました。親が教えきれない「音(鳴き声や乗り物の音)」を学べるのが大きなメリットです。

それでも心配な時は…?

最後に、どうしても不安が拭えない場合のチェックポイントをお伝えします。

  • 目線が合わない
  • 名前を呼んでも振り返らない
  • 指差しを全くしない
  • こちらの言っていることが全く伝わっていない気がする

もしこれらに当てはまる場合は、言葉の遅れ以外の要因があるかもしれません。
自治体の保健センターや、小児科医に相談してみてください。「心配しすぎかな?」と思っても、プロに見てもらうだけで親の安心感が違います。

まとめ:今日から子供の「コップ」を満たそう

1歳児の言葉の発達は、植物が根を張る時期と同じです。
土の上(言葉)には見えていなくても、土の中(心)では、パパやママの愛情深い言葉をぐんぐん吸収して根を伸ばしています。

言葉を引き出すポイント

  • 「言わせる」のではなく「実況」する
  • 沈黙を恐れず「10秒」待つ
  • 先回りせず「あえて聞く」

 

焦らず、比べず。
今日のお子さんとの「言葉にならないおしゃべり」を、ぜひ楽しんでください。

いつか「パパ、うるさい!」なんて言われる日が来るまでの、貴重な時間ですから(笑)。