はじめに
こんにちは、ワタナベです。
「赤ちゃんの夜泣きは0歳の間だけ」と思っていたのに、1歳を過ぎても夜中に泣く…。
そんな経験をしているパパママ、多いのではないでしょうか。
わが家の長女も1歳9ヶ月ですが、まだ夜泣きが完全になくなったわけではありません。
「どうしてまだ続くの?」と悩んだこともあります。
この記事では、乳児期が終わっても夜泣きがひどい理由を、専門家の情報やデータに基づいて解説します。
さらに、我が家で実際に起こった夜泣き復活のエピソードも紹介します。
夜泣きはいつまで続くの?
まず気になるのが「夜泣きはいつ終わるのか」という点です。
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夜泣きは生後3〜5ヶ月ごろから始まり、8〜10ヶ月がピーク(ベビーカレンダー調べ)。
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多くは1歳半ごろまでに落ち着くけれど、2歳を過ぎても続く子もいる(よりそうShop)。
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また、睡眠退行(リグレッション)と呼ばれる一時的な後戻り現象は、1歳、1歳半、2歳でも起こることがある(Sleep Foundation)。
つまり「乳児期だけのもの」ではなく、1〜2歳になっても夜泣きはあり得るということです。
夜泣きが続く理由
1. 入眠の習慣に頼っている
抱っこや授乳がないと眠れない子は、
夜中に目を覚ました時も同じ条件を求めます。
これを専門的には「睡眠オンセット依存」といいます。
米国睡眠医学会の報告でも、夜間の頻繁な覚醒の主な理由の一つとされています。
2. 睡眠退行(リグレッション)
1歳前後は「12か月睡眠退行」と呼ばれる時期があります。
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分離不安(ママやパパと離れるのが不安)
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昼寝の回数が減る
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歯の生え始め
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言葉や歩行の発達
こうした変化で脳が活発になり、夜泣きが増えることがあります。
3. 分離不安
8〜10ヶ月ごろから「親が見えなくなると不安」という気持ちが強まります。
この心理的な発達が、1歳を過ぎても夜中に泣く原因になることがあります。
4. 生活リズムや環境の乱れ
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就寝時間が日によってバラバラ
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朝に日光を浴びる習慣がない
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部屋が暑すぎたり寒すぎたりする
こうした環境の乱れは、夜中の目覚めを増やします。
研究でも、光のリズムが乱れると夜間覚醒につながることが報告されています。
5. 体の不快感
歯の生えかけや鼻づまり、軽い風邪なども夜泣きの原因になります。
大人なら我慢できる不快感でも、子どもには大きな負担です。
改善のためにできること
米国睡眠医学会のまとめでは、以下の方法が効果的とされています。
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生活リズムを整える:同じ時間に寝かせ、同じ時間に起こす
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入眠ルーティンを作る:絵本→歯磨き→抱っこなど「寝る合図」を毎日繰り返す
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段階的に見守る:泣いてもすぐ抱き上げず、少しずつ待つ時間を長くする
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寝かしつけの条件を減らす:抱っこや授乳ではなく、自分で眠れるように見守る
実際に、行動的な介入を取り入れた研究では、80%以上の子どもで改善が見られたとされています。
年齢別・タイプ別の対策まとめ
年齢・タイプ |
主な原因 |
対策 |
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12ヶ月ごろ |
分離不安・発達の変化 |
生活リズム維持・やさしい声かけ |
1歳半〜2歳 |
入眠依存(抱っこや授乳必須) |
自立入眠の練習・行動療法 |
環境が原因のタイプ |
光や温度、リズムの乱れ |
朝の光・夜の暗さ・快適な環境 |
わが家の体験談
長女が1歳を過ぎた頃、夜泣きが再びひどくなった時期がありました。
夜中に何度も起きて「もう0歳の時に逆戻り?」と思うほどでした。
でも、毎日同じ流れ(絵本→歯磨き→抱っこ→消灯)を続けたら、数週間で落ち着きました。
朝は必ずカーテンを開けて日光を浴びさせたのも効果的でした。
さらに、夜泣きが「復活」した時期もありました。
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スワドルからスリーパーに切り替えた時:急な変化で落ち着かず泣いてしまいましたが、数日で慣れて改善しました。
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季節の変わり目で服装を間違えた時:暑すぎたり寒すぎたりで不快だったようで、肌着やパジャマを調整したらすぐに直りました。
この経験から、「夜泣きには環境や習慣が影響することが多い」「ちょっとした工夫で改善できる場合がある」と実感しました。
役立つグッズ・サービス
夜泣き対策には便利アイテムを取り入れるのもおすすめです。
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スリーパー:布団を蹴っても安心
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ホワイトノイズマシン:胎内音に似た音で安心感を与える
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家事代行サービス:夜泣きで疲れた親が休む時間を作れる
よくある質問
Q. 夜泣きは放っておいていいの?
A. 行動療法の一環として「すぐ抱っこしない」方法は有効とされています。ただし体調不良がある場合は別です。
Q. 2歳を過ぎても夜泣きがある場合は?
A. 個人差はありますが、長引くときは小児科や睡眠相談の専門機関に相談を。
まとめ
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夜泣きは1歳〜2歳でも続くことがある
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原因は「入眠依存」「発達の変化」「生活リズムや環境」など
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有効なのは生活リズムを整えること、入眠ルーティン、行動的な介入
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わが家の場合は「スワドルからスリーパー切り替え」「季節の服装調整」で改善した
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グッズやサービスを活用して親の負担を減らすことも大切
夜泣きは「親のせい」ではなく、子どもの成長過程の一部です。
無理せず工夫を取り入れながら、少しずつ改善を目指しましょう。
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