はじめに:1歳児の“イヤイヤ”は成長の証
「靴はきたくない!」「ベビーカーいや!」「ママじゃなきゃダメ!」
——1歳を過ぎたころから、こんな自己主張が一気に増えてきます。
筆者の家でも、1歳10ヶ月の長女がまさに“自己主張ブーム”の真っ只中。
スーパーに行けばカート拒否、家では着替え拒否…。
汗だくになりながら「もう好きにして〜!」と思う日も正直あります(笑)。
でも調べてみると、この「イヤ!」「自分で!」はすべて成長のサイン。
つまり、親がイライラする時間=子どもの心が育っている証拠なんです。
この記事では、1歳児の月齢ごとに見られる自己主張サインと、上手な受け止め方をまとめます。
体験談も交えつつ紹介するので、
同じように悩んでいるパパママの参考になれば嬉しいです。
1歳0〜6ヶ月:自己主張の芽生え
この時期はまだ言葉が少なく、泣いたり体を使って欲求を伝えるのが中心。
よくあるサイン
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欲しいものを指差す
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気に入らない食べ物を口から出す
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おもちゃを取られると大泣き
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抱っこを強く求める
筆者の長女も、1歳2ヶ月のころは「バナナ!」と指差して主張するようになりました。食べたくないものは口をきゅっと閉じ、スプーンを押し返す…。それも「伝える力」がついてきた証拠です。
受け止め方
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「〇〇が欲しいの?」「イヤだったね」と気持ちを代弁する
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泣いてもただ甘やかすのではなく、「伝えたらわかってもらえる」経験にする
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「全部食べなくても大丈夫」という気持ちで親が余裕を持つ
1歳7〜12ヶ月:自分でやりたい!が爆発
歩行が安定し、行動範囲が広がるこの時期。「自分で!」の気持ちが強く出始めます。
よくあるサイン
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スプーンを自分で持ちたがる
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着替えやオムツ替えを嫌がる
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片付け中でも「まだ遊びたい」と抵抗
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気に入らないと床に寝転んで泣く
うちの娘も、1歳3ヶ月でスプーンデビュー。
最初はほとんど服がカレー色になりましたが(笑)、それでも「自分でやりたい!」を尊重しました。
受け止め方
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選択肢を与える:「赤い服と青い服、どっちがいい?」
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本人にやらせつつ、親はサポートに回る
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遊びを片付けるときは「あと1回遊んだら片付けよう」と予告をする
1歳半〜2歳前:イヤイヤ期の入り口
「魔の2歳」と呼ばれるイヤイヤ期の前段階。自己主張が一気に強くなります。
よくあるサイン
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「イヤ!」を連発
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ベビーカー拒否、靴拒否
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食べ物をわざと投げる
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叩いたり噛んだりする
筆者も、娘がスーパーで靴を脱ぎ捨て、抱っこを拒否してその場に寝転んだときは本当に困りました…。でも保健師さんに相談したら「それは自己主張の第一歩だから大丈夫」と言われて気がラクになった経験があります。
受け止め方
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共感ファースト:「イヤだったんだね」「やりたくなかったんだね」
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その後に「じゃあこっちにしようか?」と提案
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切り替えが難しいときはお気に入りグッズで気分転換
NG対応とOK対応の比較
子どもの行動 |
NG対応 |
OK対応 |
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食べ物を投げる |
「なんでそんなことするの!」と叱る |
「もういらないんだね」と気持ちを代弁し片付ける |
着替え拒否 |
無理やり着せる |
「赤と青どっちがいい?」と選択肢を与える |
床に寝転んで泣く |
すぐに抱き上げて要求を聞く |
少し待ち、落ち着いたら声をかける |
ベビーカー拒否 |
親が強引に押し込む |
「公園まで歩いて疲れたら乗ろう」と説明 |
親がイライラしない工夫
自己主張が強くなると、親もつい感情的になりがちです。
筆者も毎日のように「早くして!」と叫びそうになります…。
そんなとき効果的だった工夫がこちら:
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深呼吸して5秒数える
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家事は7割でOKと割り切る
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「今は成長の証」と唱える
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おもちゃサブスクなど便利サービスを取り入れて、親の余裕を確保する
👉 筆者も【おもちゃサブスク比較記事】を書いています。
知育にもなって自己主張のはけ口にもなるのでおすすめです。
自己主張は「ことばの発達」とセット
実は1歳児の自己主張は言葉の発達と深く関係しています。
言葉がまだ出ないからこそ、「イヤ!」や泣くことで伝える。
だから「ことばを増やしてあげる環境づくり」も自己主張を和らげるポイント。
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絵本の読み聞かせ
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「〇〇したいの?」と声かけ
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短い言葉でのやり取り
👉 絵本の定期便サブスクは、自己主張を“ことば”に変えるサポートにもなります。
FAQ:よくある質問
Q. 1歳児が叩いてきたらどうすれば?
A. 「叩かれると痛いよ」と冷静に伝える。すぐにやめなくても根気強く繰り返す。
Q. 自己主張と発達障害の違いは?
A. 「こだわりが極端」「日常生活に支障が大きい」などが続く場合は専門機関に相談を。
Q. 保育園では大人しいのに家では自己主張が激しい…大丈夫?
A. 家は安心できる場所だからこそ自己主張を出せるケースが多い。問題なし。
まとめ
1歳児の自己主張は「困った行動」ではなく「心の成長の証」。
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0〜6ヶ月:気持ちを代弁
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7〜12ヶ月:選択肢を与える
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1歳半〜:共感+提案
この3ステップを意識するだけで、親子のストレスがぐっと減ります。
「自己主張=親の試練」ではなく、**「自己主張=子どもの成長を見守るチャンス」**と考えれば、イライラも少しは和らぐはず。
どうか一緒に、この“ちいさな反抗期”を楽しんで乗り越えていきましょう!