子育て

【保存版】自己肯定感を育てる親の声かけ7選|叱らず伸ばす“言葉の習慣”

はじめに

こんにちは、ワタナベです。

子育てをしていると、つい口から出てしまう「なんでできないの?」「もう!」という言葉。

でも実はその一言が、子どもの“自己肯定感”をじわじわと削ってしまうことがあります。

一方で、「失敗しても大丈夫」「頑張ってたね」「ありがとう」など、

たった一言の声かけで、子どもの心は驚くほど前向きに変わります。

この記事では、心理学と実際の子育て経験をもとに、

子どもの自己肯定感を育てる7つの声かけを紹介します。

  1. 後半では、我が家(2歳の長女+0歳の次女)で実践している

「寝る前のありがとうタイム」も紹介します。

🌱 自己肯定感とは?

自己肯定感とは、「自分には価値がある」「自分は愛されている」と感じる心の力。

高い子どもは、

  1. 挑戦を恐れずに行動できる

  2. 他人と比べずに自分のペースで頑張れる

  3. 失敗しても立ち直りが早い

という特徴があります。

逆に、否定的な声かけばかり受けて育つと、

「どうせ自分なんて」「怒られるから黙っていよう」と、

行動を控えるようになってしまいます。

では、どんな言葉が子どもの心を強くするのか?

ここから具体的に見ていきましょう。

①「あなたがいてくれて嬉しい」

── 存在をまるごと認める“無条件の愛情”

心理学ではこれを「存在承認」と呼びます。

「できた」「できない」に関係なく、“存在そのもの”を認める言葉。

「今日も一緒にいてくれてありがとう」

「あなたがいるだけで嬉しい」

この言葉を日常的に伝えるだけで、

子どもの心に“私は愛されている”という安心感が積み重なっていきます。

スティーブ・ジョブズも幼少期、養母から

「あなたは特別な子よ」と言われ続けたと語っています。

この経験が、彼の強い自己肯定感の土台になったそうです。

💬 我が家の実践

寝る前に娘の顔を見て、

「今日も一緒に遊べて嬉しかったよ」と伝えています。

言葉にするだけで、子どもが安心して眠りにつくのを感じます。

②「がんばってたね」「工夫したね」

── 結果ではなく“過程”を認める

アメリカの心理学者キャロル・ドゥエック博士は、

「結果より努力を褒められた子の方が成長する」と述べています。

「すごいね」ではなく、「がんばったね」「工夫したね」

結果を評価するのではなく、

プロセスを肯定することで「努力=価値がある」と学びます。

💬 我が家の実践

娘が積み木を10個積もうとして倒したとき、

「いっぱい頑張ったね」と声をかけると、

また笑顔で積み始めました。

結果より過程を褒めるだけで、やる気が続くんです。

③「失敗してもいいよ」「次はどうする?」

── 失敗を恐れない“挑戦マインド”を育てる

トーマス・エジソンは、母から「失敗は発見のチャンスよ」と教えられて育ちました。

この“失敗を恐れない教育”こそが、彼の発明人生を支えました。

子どもが失敗したときこそ、成長のチャンスです。

「大丈夫、次はどうする?」

「やってみたことがすごいね!」

失敗を“終わり”ではなく“通過点”にする声かけが、

子どもの行動力を育てます。

💬 我が家の実践

牛乳をこぼした娘に「なんでこぼしたの!」と言いそうになりましたが、

ぐっとこらえて「どうしたらこぼれないかな?」と質問に変えました。

そのあと、娘はタオルを取りに行き、自分で拭いてくれました。

④「ありがとう」「助かったよ」

── 自己有用感(自分は役に立てる)を育てる

マリ・キュリーの母親は、子どもに何かをしてもらうたびに

「ありがとう」「助かったわ」と言っていたそうです。

感謝の言葉は、

「自分が人の役に立っている」と実感させる最もシンプルな方法です。

「持ってきてくれてありがとう!」

「手伝ってくれて助かったよ!」

感謝される経験を通じて、

“自分には価値がある”という感覚が自然と育ちます。

💬 我が家の実践

娘がティッシュを取ってくれたとき、

「ありがとう、助かったよ!」とハイタッチ。

それだけで得意げな表情になります。

⑤「そう感じたんだね」「わかるよ」

── 共感で“心の安全基地”をつくる

心理学では、共感的な関わりが「信頼関係の基礎」とされています。

子どもが泣いたり怒ったりしたとき、

「泣かないで」「怒らないで」と否定するのではなく、

まずは「そう感じたんだね」と受け止める。

「怖かったんだね」

「悲しかったんだね」

この一言だけで、子どもは「理解してもらえた」と感じ、

感情のコントロールが上手になります。

💬 我が家の実践

イヤイヤ期真っ最中の長女。

泣きながら「やだー!」と叫ぶたびに、

「そうだね、イヤだったね」と一度受け止めると、

落ち着くスピードが早くなりました。

⑥「比べない」「あなたはあなた」

── 比較をやめる勇気が、子どもを自由にする

つい言ってしまいがちな「○○ちゃんはできてるのに…」。

でもこの一言が、子どもにとっては大きなダメージになります。

「あなたはあなたのペースでいいよ」

「昨日よりできたね」

“他人との比較”ではなく“過去の自分との比較”を促すことが大切です。

💬 我が家の実践

保育園で他の子が上手に踊っている動画を見たとき、

「うちの子はまだだな…」と思ってしまいましたが、

あえて「今日は昨日より手を叩けたね」と声をかけました。

その夜、娘は自分から「もう一回やる!」と笑顔に。

⑦「今日もいい一日だったね」

── 1日をポジティブに終える“ありがとうタイム”

寝る前のひとときに、

その日あった嬉しかったことや感謝したいことを話す時間を作ると、

自己肯定感は自然と高まります。

「今日の楽しかったこと、何だった?」

「一緒に笑えて嬉しかったね」

こうした“1日の振り返り”は、

ポジティブな記憶を脳に残しやすくする効果があります。

💬 我が家の実践:「ありがとうタイム」

長女が眠る前に、布団の中でこう言います。

私「今日は何が楽しかった?」

娘「ブロックー!」

私「いっぱい遊んだね。ありがとう、楽しかったよ。」

この小さな会話が、

1日の終わりをやさしい気持ちで締めくくる時間になっています。

📚 まとめ:自己肯定感を育てる7つの声かけ

シーン

声かけ例

育つ力

存在を認める

「あなたがいて嬉しい」

安心感・信頼

努力を認める

「がんばったね」

成長意欲

失敗時

「次はどうする?」

回復力・挑戦心

お手伝い

「ありがとう」

有用感・責任感

感情対応

「そう感じたんだね」

共感力

比較しない

「あなたはあなた」

自己価値観

就寝前

「今日も楽しかったね」

幸福感・安定感

💡 今日からできる“3つの習慣”

  1. 朝:存在を認める

     「おはよう、今日も会えて嬉しい」

  2. 昼:努力を認める

     「がんばってたね、見てたよ」

  3. 夜:感謝で締める

     「今日も一緒にいてくれてありがとう」

この3つを繰り返すだけで、

子どもの心は少しずつ強く、まっすぐ育っていきます。

🏡 わが家の子育てメモ

長女はまだ2歳になったばかりですが、

日々の声かけひとつで、反応がまるで違うと感じています。

怒鳴るより、共感して声をかけた方が、

子どもも落ち着くし、自分も穏やかでいられる。

「育児=教える」ではなく、

「育児=一緒に感じる」ことが大切なんだなと実感しています。

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✨ まとめ

「自己肯定感を育てる」ことは、

特別な教育やお金がかかることではありません。

日常の中で、子どもに伝えるたった一言が、

一生の自信になる。

今日も「あなたがいてくれて嬉しい」と伝えてみましょう。

きっと、子どもの目が少し優しく光ります。